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NO.8

 投稿者:N  投稿日:2013年 7月19日(金)17時32分32秒
返信・引用
  2日間はあっという間だった。騒がしかった203号室も今では警察が黙々と作業をしているだけなので静かだ。それに不気味さを感じながらも戸締りをしっかり確認し、美嘉は家を出た。

前回会った駅の傍の小さな公園に行くと、落ち着いた青のワンピースを着た玲奈が居た。長く黒い髪を低めに結っている。さらに伸びた髪と青白い肌から、外出が久しいということが分かった。

「・・・美嘉ちゃん!」
玲奈がパッと顔を上げる。
「久しぶり玲奈。といっても、毎日会話はしてるけど」
そう言うと玲奈ははにかむように笑った。
「ほ、ほら!この近くに大きい図書館あったよね?あそこなら、古い新聞も置いてあると思うよ」
「じゃあそこ調べてみようか」

二人はいつものように話しながら図書館ヘ向かった。
 
 

no.7

 投稿者:M  投稿日:2013年 7月17日(水)21時06分13秒
返信・引用
  膨大にある履歴の中から神によって書かれた物を探し、「殺人」という文字を探す。
「美嘉ちゃん?どうしたの?」
 画面を食い入るように見つめている私を心配したのか、玲奈が声をかけてきた。

あった。

『20XX年 10月27日夜12:00 新崎健太郎32歳を殺す』
『200X年 2月15日新夜1:30 野崎真紀21歳を殺す』
探していくと、続々と出てきた。
沼田さんも含めると、全部で13人。実際に全員が殺されたのか?

美嘉の脳裏に、沼田の顔が浮かんだ。
いつも、自分に優しく接してくれた彼女。
どうして彼女が殺されなくてはならなかったのだろう。
そんなの、絶対に理不尽だ。

「ねえ、玲奈」
「何?」
「探してみない?……犯人」
「どういう事?」
 美嘉の声が震えている。

「神の正体、うちらで掴もうよ」
 数秒の沈黙の後、
「うん!」
 玲奈は力強く頷いた。
「でもどうやったら?」
 玲奈の声がまた悲しげに沈んだ。
「いまから送るメールを見てもらえる?」
「メール?」
「うん」
 美嘉は、今までの13の殺人予告の内容を打ち込んだメールを玲奈に送った。
「届いた?」
「うん。……これって、今まであった殺人予告?」
「そう。掲示板に書き込まれてた」
「これをどうするの?」
 美嘉は大きく息を吸った。
「まず、沼田さん以外の人の殺人が本当に行われたのかどうかを確認しよう。
 住所は予告と一緒に書いてあるし。
 だから、またどこかで会えるかな?」
「分かった。じゃあ、……前に一度会った時の場所で集合で大丈夫?」
「うん。じゃあ、2日後にあの場所で9時半に」
 

NO.6

 投稿者:N  投稿日:2012年 4月14日(土)21時52分18秒
返信・引用
  「沼田、さん」
 苦痛に満ちた表情、開いた瞳孔虚ろな目。ソファーには背中から流れただろう、既に黒くなった血がついていた。
 美嘉は呆然と突っ立っていたが、はっと我に帰ると携帯を取り出し警察へ電話した。
「・・・はい。・・・ええ、203号室です」
 連絡が済むと美嘉はもう一度沼田澄香、だったものを見る。
 越してばかりの自分に優しくしてくれた明るい彼女はもういない。あの予告は本当に行われた。―予告を知っていたのに、何もできなかった。
 美嘉の中で罪悪感と後悔が渦巻く。もう現実にはなれない「たられば」を、嫌でも考えてしまうのだった。


 警察が到着して、203号室は立ち入り禁止となった。わあわあと騒ぎ立てる野次馬を横目に、聴取のために警官に付いて署へ行った。
 聴取が終わった頃にはとっくに昼過ぎだ。
 何か食べる気にならず、美嘉はパソコンのデスクトップ画面をぼーっと見つめていた。
 しばらくして、スカイプに誰か来ているのに気付いた。玲奈だ。 そういえば連絡してなかったな、と思いつつ美香はスカイプを開いた。
 玲奈は「やっと出た」と呟くと一瞬だけ間をおいて、おずおず「何かあったの?」と尋ねた。
 美嘉はまだどこかぼーっとする頭で、今朝のことを手短に話した。
「そんな・・・」
「犯人は、2:10分後に来たみたいね」
「じゃあ、あの掲示板に書かれていたことは・・・、"神"っていう人は本気だったってこと?」
「ううん、それはまだ分からないよ。あの書き込みに感化されて全く別の人がやったのかもしれない」
「そっか・・・。警察にはもう連絡したの?」
「うん。さっきまで事情を話してた。今は203号室、立ち入り禁止になってるよ」
「もしかして美嘉ちゃんが第一発見者?
「うん」
「う、疑われたりしないかな?」
「大丈夫だって。向こうもそんな感じはしなかったし」
「そっかぁ・・・よかった」
 相変わらず心配性な玲奈を画面越しに見つめつつ、美香はあの掲示板の事を考えていた。
 もし今回の事件だけではなく、第二、第三があるとしたら?
 美香は無意識のうちに履歴を辿っていた。


<確認・美香と玲奈の一人称、呼び方について>

美嘉:うち 落ちついた喋り方
玲奈:私  女の子っぽいかんじ
美嘉→玲奈 玲奈
玲奈→美嘉 美嘉ちゃん
であってる?
 

NO、5

 投稿者:M  投稿日:2012年 1月 4日(水)20時57分34秒
返信・引用
  「本当に大丈夫?」
 画面越しの玲奈はびっくりするほど白い顔をしている。
「大丈夫だって。どうせ悪戯だよ」
「だといいけど…」
 時計が規則正しい音を立てている。二人とも少しの間黙り込んだ。美嘉も悪戯だといいながらも、実は緊張していた。
「もう少しで予告のあった2:00だね」
 美嘉が口を開いた。
「うん…。こんな深夜に誰か来たら分かるよね」
 長針が59分を差した。美嘉は静かに息を吐いた。玲奈はずっと下を向いている。

 その時、外から階段を昇ってくる音がしてきた。玲奈と画面越しに視線を合わせた。
「行ってくるね」
 美嘉は立ち上がった。
「美嘉ちゃん」
 玲奈が美嘉を呼び止めた。声が震えている。
「危険な事はしないでね」
「うん。じゃあ行ってきます」
 美嘉は笑みをつくった。ゆっくりと玄関へ向かい、ドアノブに手をかけた。唾を呑み込み、勢いよくドアを開ける。

「わああ!」
 大声で後ずさった人物がいた。三階に住んでいる大谷雄輔だ。
「どうした?彼氏とケンカでもしたか?」
 こんな事を言うから影で『変態』と呼ばれるのだ。美嘉は呆れると同時に安心した。知らない内に止めていた息を吐き出した。
「いえ、何でもないです。ごめんなさい」
「ならいいけど。もう夜遅いけど、気をつけてね」
「はい?」
「だって今から出かけるんでしょ」
「あっ、はい。まあ」
「じゃあ、おやすみ」
「おやすみなさい」
 雄輔は再び階段を昇り始めた。
 部屋に戻ると、玲奈はほっとしたように微笑んだ。
「三階の人だった」
「そっか。もう2:10分になったよ」
「じゃあ、大丈夫かな。ウチもう寝るね」
「気を付けてね」
「うん。おやすみ」
「おやすみ」
 美嘉はスカイプを切った。

 翌朝、美嘉は早い時間に目が覚めた。昨夜は寝るのが遅かったのに。服を着替えて外へ出た。何気なく殺人予告のあった203号室に目をやった。部屋の前へ行き、チャイムを押す。
 反応がない。美嘉の心臓が大きな音を立てた。もう一度押す。やはり反応がない。
「沼田さん!」
 美嘉はドアノブに手をかけた。ガチャリという音を立ててドアが開いた。
「沼田……さん?」
 美嘉は慎重に部屋の奥へと進む。
 ソファの上に何かがあった。美嘉はソファの背の側から静かにまわった。美嘉の目が大きく見開かれた。
 ソファの上で沼田澄香がうつ伏せの状態で倒れていた。背中にはナイフが刺さっている。動かない。
 美嘉は金縛りに遭ったように沼田の『死体』から目を逸らせないまま動けなくなっていた。

 
 

No3

 投稿者:N  投稿日:2011年12月23日(金)12時37分56秒
返信・引用
  白と黒を基調にしたシンプルな掲示板。
一番新しい書き込みはデザイン同様シンプルな文だった。
問題は内容だ。

「住所と、えーと"殺します"。……これって…」
「読んだ?」
しかめ面で画面を見る美嘉に、玲奈が捲し立てた。
「書かれてる住所、美嘉のアパートと同じじゃない…?」
確かに、部屋番号は違えど確かに同じだ。
頷くと画面越しに玲奈がひっ、と小さく震えるのが見えた。
それを見た美香は呆れたように息を吐いた。

「もう、本当だって限らないじゃない。誰かの悪戯かもしれないんだし…」
「で、でも美嘉ちゃんが巻き込まれたりしちゃったら…」
玲奈には美嘉以外の友達、そして頼れる人がいない。
それは美嘉も、玲奈自身も分かっていることだった。
唯一の繋がりを持つ人が傷ついてしまうかもしれない、そんな玲奈の怯えに気がついた美嘉は小さく笑った。
「分かった分かった。今日、時間あるから調べてみよう?」
本人の気が向いて安心したのだろう。まだ顔色は青白いものの、さっきよりは良くなっていた。
美香はスカイプの画面から掲示板に顔を映して小さくつぶやいた。
「それにしても、"神"だなんてふざけた名前ね」
 

No3

 投稿者:M  投稿日:2011年12月21日(水)17時13分57秒
返信・引用
  美嘉は新聞を取って再び部屋へ戻った。
コラムの面を開けるとある経済ジャーナリストのインタビューが載っていた。
「『木多夕子』か」
木多夕子は最近売れていて、テレビや雑誌によくでているので美嘉も知っていた。
その時携帯電話が鳴った。
「もしもし」
「おう、美嘉か」
「お父さん、どうしたの」
「いや、用はないんだが…今日は大学休みか」
「うん。あと、もう新聞取らなくていいから。ニュースならインターネットで見られるし」
「いや、もう20歳の娘なんだから、新聞くらい読まなくちゃダメだろ」
「まだ19歳だし。もう切るよ」
「おう。じゃあ」
「うん」
 美嘉は携帯を机に置いた。
「もう…心配性なんだから」
 スカイプの着信が鳴った。やっぱり玲奈だ。
「どうしたの?」
 玲奈は青白い顔をしていた。
「あの…、驚かないで聞いてくれる?」
「うん、どうしたの」
「……今から書類を送るから、見て」
 少しすると玲奈からメールが送られてきた。メールを開く。
「……何これ」
 何かの掲示板のページだった。そこに書いてあったのは…
「犯行予告?」
 

No2

 投稿者:N  投稿日:2011年12月18日(日)14時27分41秒
返信・引用 編集済
  しばらく二人で他愛のない会話をした。
ふと、冷蔵庫の中がほとんど何もないということに気がついた美嘉は、買い出しに行くことにした。一人暮らしとはいえ、さすがに昼食がトーストだけというのは味気ないし、女としてどうなのかと思ったからだ。玲奈に買物に行ってくるということを伝え、財布とエコバック片手に近所のスーパーへと足を運んだ。
昼前というだけあって、店内は客で賑わっている。美香は他の客に取られる前にと、素早く買いたいものをかごに入れた。


さっさと買物を済ませ、自分の住んでいるアパートへ戻ると今朝の新聞をまだポストから取っていないことに気がついた。買ったばかりの食料をドサリと玄関に下ろすとため息をつき、そのまま一階へと降りて行った。
 

自由NO、1

 投稿者:M  投稿日:2011年10月17日(月)20時20分26秒
返信・引用
  関川美嘉は大きく伸びをした。一人暮らしのため自分で朝食を作る。目玉焼きを一口ほおばると、パソコンのスカイプが鳴った。「木多玲奈」と表示されている。美嘉はマウスをクリックした。
「おはよう、玲奈」
「おはよう。今日は大学休みだよね」
 このようにスカイプで、画面を通して話すのが二人の日常となっている。
「うん。よく覚えてるね」
「……だって、私が話せるのは美嘉ちゃんだけだもん」
「そっか」
 玲奈は母と二人で住んでいるのだが、事情があるらしく上手くいっていないらしい。また、そのせいで玲奈は引きこもりになってしまっている。美嘉はその事を知っているが、深く追求したこともしようと思ったこともなかった。
「美嘉ちゃんはSATOっていうブランド、知ってる?」
「うん。服とか売ってる所だよね。ウチもいくつか持ってるよ」
「そうなんだ。……私は全然そういうのに詳しくないから」
 美嘉は以前一度だけ玲奈に会った時の事を思い出した。夏の暑い日差しの下で肌が透き通るほど白く、長い黒髪を垂らし、淡い水色のワンピースを着ていた。下を向くと、前髪が顔を隠してしまう。あの日の彼女も、画面に映っている彼女もどこか影があった。
「SATOがどうかしたの?」
「ううん、何でもないんだ」
 美嘉は不思議そうな顔をしたが、すぐに微笑んだ。

美嘉が玲奈のこの質問の意味を知るのは、もう少し後の事だった。
 

お初です!

 投稿者:M  投稿日:2011年 6月 6日(月)19時19分27秒
返信・引用
  こんにちは。
nさんやっぱ、上手いッスね(笑)
いや、本当に。
ウチも、いつかはやるね。いつかは・・・。
 

(無題)

 投稿者:  投稿日:2011年 5月 1日(日)16時08分36秒
返信・引用
  お願いだからみくcもやってええええ  

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